2013/06/25

Sister Crystals - S/T


シカゴのサイケドリームポップバンドSister Crystalsがデビューアルバム『Sister Crystals』をリリース。4人組とも紹介されていますが、Bandcampでの本作のクレジットをみる限りでは正式なラインナップはLauren WhitacreとColin Croomの2人のみでしょうか。The BeatlesやDavid Bowieを思わす初期のロックのドラマチックなギターライン、Tame ImparaやUnknown Mortal Orchestraとはまた一味違うサイケデリックな浮遊感を持ったシューゲイズ/オルタネイティブなロックサウンド、そして最近のJust HandshakesやFear Of Menにも似たLauren Whitacreのノスタルジックでドリーミーなボーカルも感動的な全9トラック収録。(曲によってはColin Croomもメインボーカルを務めています。)恐らくペンシルベニアを拠点としていると思われるインディーレーベルWalk-Inから6月22日にリリースされています。









2013/06/21

Scott & Charlene's Wedding - Any Port In A Storm


Twerpsの登場あたりからだったのか、今年に入ってCaptured TracksがFlying Nunのリイシューに着手するなど過去のバンドの再評価とともに新しいバンドにもスポットライトが当たっているように思えるオーストラリア/ニュージーランドのインディーシーン。Twerpsのデビューアルバム『Twerps』の前年の2010年にいち早くデビューアルバムをリリースしていたアデレード出身で現在はニューヨークを活動の拠点としているCraig DermodyによるバンドScott & Charlene's Weddingもこのシーンの盛り上がりを語る上で重要なバンドのひとつと言えるかと思います。昨年Critical Heightsから再リリースされたデビューアルバム『Para Vista Social Club』に続くセカンドアルバム『Any Port In A Storm』がCritical Heightsの親レーベルでもあるFireから7月22日にリリース予定。Velvet UndergroundやTelevisionをはじめとしたNYガレージパンク、Television Personalities譲りなけだるさと哀愁を持った味のあるボーカルスタイル、そしてもうひとつ比較の対象となりやすいPavement、このあたりの影響を脈々と受け継いだオーストラリア出身者のCraig Dermodyならではの独特の存在感はやはりしっかりと健在の先行トラック"Fakin' NYC"が現在公開中。ちなみにFire/Critical Heightsは他にもBlank Realmの『Go Easy』、Lower Plentyの『Hard Rubbish』をUKで再リリースするなど昨年からオージーインディーのリリースにかなり力を入れているように思えます。

2013/06/16

Lantern - Rock 'N' Roll Rorschach


Dirty Beachesとの共演でも知られ、これまで過去3年にNight People, BatheticなどからカセットEPのリリース、カナダのMammoth Caveからは当店でも入荷のあった7インチ『I Don't Know』をリリースしていたフィラデルフィアのガレージロックンロールバンドLantern。女性ドラマーSophie Whiteはその後脱退、現在はZachary Devereux FairbrotherとEmily Robbの男女デュオとなっているようです。ファーストフルアルバムとなる『Rock 'N' Roll Rorschach』はケンタッキー・ルイビルのレーベルSophomore Loungeからリリース。Bo Diddley, Stooges, MC5, Cramps, Velvet Undergroundといった初期のブルース/ロックンロールと70'sガレージパンクからの影響を持った怒涛の全8トラック収録。エンジニアにはPurling HissやKurt Vileの作品も手掛けている地元フィラデルフィアのJeff Zeiglerを起用。アルバムからオープニングトラックの"Evil Eye"がImposeによって公開されています。また、本作にも収録のThe Stoogesをもろに彷彿させる"Out of Our Heads"は前述の『I Don't Know』のBサイドでもあり、Batheticのカセット『Dream Mine』にも過去ヴァージョンが収録。ちなみに『Dream Mine』にはStoogesの"I Wanna Be Your Dog"のカバーも収録されています。それから2011年にツアー会場限定で販売されていたらしいDirty Beachesとの競演作『Live At Glasslands』(CDR)からは4曲がフリーダウンロードできます。Dirty Beachesは初期2作品をコンパイルした自主制作CDR『Deliever Me From Nowhere + American Razorwire EP』にもベーシストとして参加しています。

2013/06/13

The French Pop Dream - Eurostar, The Musical


国内ではソロ名義のデビューアルバムが称賛されていたというフランスの女性シンガーAnne BrugièreによるニュープロジェクトThe French Pop Dream。フランスとUKを活動の拠点としているようで、このプロジェクトでAnneは初めて英語で歌っています。Françoise Hardyなどが比較として挙げられる60'sフレンチ/ブリティッシュポップからの影響を持ったデビューEP『Eurostar, The Musical』は5月にリリースされています。当面デジタルオンリーのリリースなので当店に入荷の予定があるわけではないのですが、Alpaca Sportsみたいに日本を中心に人気が広がる可能性もあるのではないかと思い紹介させて頂きました。実際、The French Pop Dreamサイドも日本でのプロモーションに興味を持っています。レーベルやその他ブログや雑誌などの音楽メディアを運営されている方で日本でのリリース、プロモーション等にご興味おありの方がおられましたら何卒よろしくお願いします。2013年中にはアルバムのリリース予定もあるそうです。

Molly Nilsson - The Travels


スウェーデン・ストックホルム出身でドイツ・ベルリンを活動の拠点としているDIY女性シンセポップアーティストMolly Nilsson。2008年以降これまで全ての作品を自主レーベルDark Skies Associationからリリースしてきた彼女ですが、通算5作目となる新作『The Travels』はGolden Grrrls、そしてTerror Birdのアルバムもリリースし、自身もApostilleとして活躍するMichael KasparisによるロンドンレーベルNight Schoolとの共同リリース。リリースフォーマットはCD、LP、カセットとなりますが、CDのみ6月24日に先行リリースされるようです。12トラック収録のアルバムから"Dear Life"(ビデオ)と新たに"The Power Ballad"が公開されています。



2013/06/12

Chaos Destroy - Lightning Strikes Twice


サイドレーベルPersonal Injuryから先日お伝えしたR. Stevie Mooreの2作品<Delicate Tension + Glad Music>もリイシューするTodd Ledfordですが、本家のOlde English Spelling Beeからも同日6月11日に新作が発表されています。バンド名どおりカオスでデストロイなUSメリーランド南部を拠点としているらしいノイズコアパンクバンドChaos Destroy。2007年頃から数々の作品を発表しているバンドのセカンドLPとなる新作『Lightning Strikes Twice』。本作のリリースに向けてWolf EyesのJohn Olsonは「音楽誕生以来、最も恐ろしく耳障りで不快なギタースピーカーコーンズ」と紹介、同じOlde English Spelling Beeから昨年デビューLP『S/T』のリリースがあり自身のレーベルからも過去にChaos DestroyのカセットをリリースしていたThought BroadcastのRavi Binningは「アメリカで最高のパンクバンド」とそれぞれ賛辞を贈っています。以下のVimeoで20曲収録のアルバムから4曲がダイジェストで試聴できます。

2013/06/08

DSTVV - Underground Product EP


インターネット世代の新人類。No Fear Of PopではNine Inch Nailsが比較に挙げられたりグランジゲイズという独自のジャンルでオリジナリティー全開のサンフランシスコ・トリオDSTVV。Keel Herが参加した『Molly Soda EP』に続くニューEP『Underground Product EP』はSnow WiteのAndyのレーベルWormholeからカセットリリース。Snow Witeの『Psychedelic Days DX』と併せて当店近日入荷予定です。



2013/06/07

Interview: Hausu


Interview with Ben Friars-Funkhouser (Hausu), 29 March 2013

今月6月25日にデビューアルバム『Total』をHardly Artからリリースするポートランドの4人組HausuのフロントマンBen Friars-Funkhouserにインタビューというかメールで簡単な3つの質問をしたところ、とても丁寧に答えてくれたのでここに紹介させて頂きます。質問の内容ですが、まずは音楽スタイルの変化について。2011年にポルトガルのLebensStrasseからリリースされたデビューEP『Hausu EP』の頃からこのバンドをご存知の方はその1年後の2012年にInto The Woodsに公開された"Chrysanthemum"をはじめとした3曲を聴いてその変貌ぶりに少なからず驚かれたのではないかと思います。2つ目の質問は昨年Captured TracksからもリリースされたNaomi Punkのアルバム『The Feeling』も手掛けたプロデューサーDylan Wallについて。そして最後は大林宣彦監督の1977年の映画『ハウス』から取られたというHouseではなくHausuというバンド名から、日本のカルチャーからの影響についてもいろいろと伺うことができました。ただ、残念なことにこのインタビュー内容の翻訳はTHE STONE RECORDS店主が自力と主にYahoo翻訳の助けを借りて行っています。間違った訳があるかもしれないことを予めご了承下さい。英文もそのまま掲載してますのでそちらと比較しつつお楽しみ頂けましたら幸いです。そして間違いがありましたらご指摘頂けると嬉しいです。いい加減な人間ですみません。ちなみにこのインタビューは随分前になってしまうのですが、Benには3月29日にこの質問に答えてもらってます。デビューアルバム『Total』はSub Pop傘下のHardly ArtからLPとCDでリリース、さらにKevin GreensponのBridgetownからカセットでのリリースも予定されています。アルバムからオープニングトラックでもある"Chrysanthemum"のニューヴァージョンも公開されました。こちらもフリーダウンロードできます。



TSR: Hausuのファンの多くはLebensStrasseからリリースされたデビュー7インチ『Hausu EP』の様な初期の楽曲に比べて、最近のあなたたちの音楽に大きな変化を感じていると思います。作曲活動に置いてなにか心境の変化などありましたか?

Ben: ある意味では僕達には心境の変化があったと思う。ただ、それは長い時間をかけてゆっくりと変わっていったんだ。突然ではなくゆっくりと。今でもファースト7インチの頃の多くの要素が残っているとは思うんだけど、最近の楽曲はポップなフォーマットやフックを省いて構築されていると思う。それと1曲の中にいろんな影響からスタイルを引っぱってきてアレンジするというやり方が必ずしも僕達の求めたものではなかったということにも気付き始めてたんだ。僕達の曲がこれまでどうやって構築されていたかってことを真剣に考えるようになったし、僕達が考慮していたそれぞれのメンバーが受けた影響ってものにも気付くようになった。それで、そういった影響を他のパートから際立たせながら曲全体の明瞭さを保てるようにアレンジを試行錯誤することがより重要になってきたんだ。

TSR: I think most of your fans feel new Hausu's music taste has big change from your early songs like a Hausu EP released by LebensStrasse. Did you have a change of heart or something for making music?

Ben: In sense, we did have a change of heart. But it came slowly over a long time. We did not change our minds suddenly, but slowly started working in a different direction. I think a lot of the elements from the first 7” remain, but are structured less by pop formatting and arranged with less concern for having a “hook.” We all started to realize that citation, the pulling of styles from various influences and arranging them in a song, was not exactly the angle we wanted. It became more important to use to think hard about how our songs came together, to be aware of the influences we were considering, and to try and arrange parts so that they stood out from one another but still maintained clarity.


TSR: 僕はNaomi Punkの昨年のアルバム『The Feeling』が大好きです。Hausuのデビューアルバム『Total』はDylan Wallと一緒にレコーディングされたそうですが、彼がアルバムにもたらした影響についてはどう考えますか?

Ben: Naomi Punkは僕たちの仲の良い音楽仲間で何度もライブで共演したし、彼らの前身バンドも長年に渡って観てきた。Naomi PunkのTravisがシアトルでの共演の際に僕達にDylanを紹介してくれたんだけど、昨年の夏、DylanはHausuのBandcampのデモをミックス/マスターしてくれたんだ。フルレングスをレコーディングすると決めた時、Dylanと働くことはごく自然なことの様に思えたよ。彼は素晴らしいレジュメを持っている偉大なプロデューサーだよ。彼はちょうどバンクーバーの素晴らしいバンドWeedのレコーディングも終えたところだよ!Dylanとの作業は本当に素晴らしかった。彼は最小限の機材と最良の仕事で素晴らしいバンド達を育ててきた。彼はたくさんの独自のマイクを作るし、驚くべきテクノロジーのセンスも持ち合わせている。僕達のギターが壊れた時も彼が修理してくれたよ。彼は僕達が求めるものを理解していた。何故なら彼は僕が本当に影響を受けた多くのシアトルのパンクミュージックに対する多くの経験値を持っているからね。僕たちが好きなよりダーティーなクオリティーへの理解があって、プロフェッショナルで完璧なミックスを楽曲にもたらしてくれたんだ。

TSR: I like so much last Naomi Punk's album "The Feeling". And I just noticed "Total" was recorded with Dylan Wall. How do you think about him and what you got from him for the album?

Ben: Naomi Punk are some of our closest friends that we play music with. We’ve played many shows with them, and have seen their previous bands over the years. Travis (from NP) introduced us to Dylan quite a while ago at a show we played together in Seattle, and he mixed and mastered our bandcamp demos last summer. When we decided to record a full length, it seemed only natural to work with Dylan. He’s a great producer, with a really good resume. He also just finished a record for the band Weed from Vancouver Canada, who are amazing! Working with Dylan was cool – he grew up recording cool bands with minimal equipment and graduated to working with better stuff. He built a lot of his own microphones and has an incredible sense of technology – he could even fix our guitars when they broke. He knew what we wanted because he had experienced a lot of the same punk music in Seattle that I did, stuff that really influenced me. A perfect mix of professionalism and understanding of the dirtier qualities that we liked.


TSR: Hausuというバンド名を不思議に思っていました。そして最近のStereogumの紹介によってそれが日本の映画から影響を受けたものだということを知りました。それは本当ですか?そしてアルバムの中の1曲"Tetsuo"もまた日本人の名前、あるいは映画のタイトルから取られたものなのではないかと思います。それらが正しいのであれば、あなたは日本の映画や文化についてどう考えていますか?

Ben: 映画からの影響があるよ。僕はその映画も好きなんだけど、僕たちはその言語も気に入っているんだ。メンバー全員が日本の文化、映画、アニメ、文学に興味を持っているよ。そしてHausu / Houseというバンド名が本当に正しかったと感じている。英語の日本語ヴァージョンが好きで、それはよりかっこよく思えるんだ。"Tetsuo"は大友克洋のAKIRAの登場人物からとったものだよ。僕たちはその映画が好きで"Tetsuo"は孤独な曲なんだ。僕は映画と漫画でTetsuoにとても孤独なイメージを持っていたからね。他のメンバーは映画のTetsuo(塚本晋也監督による1989年の映画『鉄男』のことです。)も観てると思うんだけど、僕はそういったバイオレンスなものが苦手なもんで観てないんだ。いい映画だって評判は聞くけどね。

これは初めて人に語ることになると思うんだけど、僕は暇さえあれば日本の文学を読んでるんだ。川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、志賀直哉の散文スタイルは確実に僕の作詞、作曲に影響を与えているよ。特に雰囲気や人を取り巻く環境に対する川端の洞察、登場人物の孤立感、そして美意識。川端の『The Old Capital(古都)』、三島の『Forbidden Colors(禁色)』、谷崎の『Naomi(痴人の愛)』が僕のお気に入りだよ。他には大江や芥川の作品も素晴らしかったな。谷崎作品には僕が強い共感を覚える日本の文学的な美学についてのエッセイがあるんだけど、たしか『In Praise of Shadows(陰翳礼讃"いんえいらいさん")』っていう作品だったと思う。日本のフィクションを読むことは音楽的にも作詞面でも僕のスタイルにとても重要なんだよ。

TSR: I've ever wondered your band name Hausu. And I noticed it may be inspired by Japanese movie via stereogum's post. That's right? I also think one album's song Tetsuo is Japanese male name or the movie's name as well. If both are right, how do you think Japanese movies and any cultures?

Ben: It was inspired by the movie. I think besides liking the movie, we just liked the word. We all are interested in Japanese culture, cinema, animation and literature, and the Hausu / House correspondence felt really right. I’ve always loved Japanese versions of English words, they sound cooler. “Tetsuo” was named after the character from Otomo Katsuhiro’s Akira. We love that movie, and the song is a lonely one, and I always felt Tetsuo in the movie and manga to be a particularly solitary figure. I think the other guys have seen the movie Tetsuo, but I can’t handle violence like that so I’ve never seen it. I hear its really good.

I think this is the first time I’ve ever spoken about it, but I read mostly Japanese fiction when I have spare time, and the prose styles of Kawabata Yasunari, Mishima Yukio, Tanizaki Junichiro and Naoya Shiga have absolutely had an influence both on my lyrics, and the way I construct songs. Particularly Kawabata’s attention to atmosphere and surroundings, the detachedness of his characters and the beauty with which he renders the settings. I think The Old Capital by Kawabata, Forbidden Colors by Mishima, and Naomi by Tanizaki are among my favorites. I’ve also read Oe and Akutagawa, and enjoyed them very much too. Tanizaki has an essay about Japanese literary aesthetics that resonates with me strongly, In Praise of Shadows I think its called. think reading Japanese fiction has been really important for my sense of style, musically and in writing.

2013/06/04

R. Stevie Moore - Delicate Tension + Glad Music


Ariel Pinkによるリスペクトとコラボレーション、Tim BurgessのO Genesisからのリリース、Keel Herとの親交、さらにはThe Vaccinesとの互いの楽曲カバーなどなど、近年絶大な再評価を受けているローファイレジェンドR. Stevie Moore。400を越すと言われる作品群の中から最重要作品とされる2作品『Delicate Tension』(1979年)と『Glad Music』(1986年)がリイシュー。この2作品をリイシューするのはDucktails, Big Troubles, Greatest Hits, Outer Limits Recordingsなどのリリースでも知られ、昨年Alice Cohenの新作とともに復活したOlde English Spelling Beeの創設者Todd LedfordによるブルックリンのニューレーベルPersonal Injury。さらに2011年に初ヴァイナルリリースされたもののライブ会場とダイレクトオーダー以外には一般流通が全くなかったという2枚組『Clack!』も併せて近日入荷予定。



2013/06/03

Snow Wite - Hand In My Pocket (Video Premiere)



昨年2012年にThe MemoriesのフロントマンRikkyのレーベルGnar TapesからデビューカセットEP『...As Psychedelic Days Go By』をリリースしたLAのサイケロックバンドSnow Witeのニュービデオ"Hand In My Pocket"をTHE STONE RECORDSからなんと世界初公開!このビデオはSnow Witeの中心人物AndyのレーベルWormhole Recordsからリリースされているカセット『Psychedelic Days DX』に収録。『Psychedelic Days DX』はその名のとおり『...As Psychedelic Days Go By』のデラックスエディションで、オリジナルの5曲に加え、昨年のハロウィンに公開された"Dirge Hole"、Big Loveの7インチのBサイド"California Tourism Song"、さらに新曲としてこの"Hand In My Pocket"と未発表曲"Corner Of My Eye (Garage Version)"を収録。今朝Andyから連絡があって当店がこのビデオをPitchforkでもないのに世界に先駆けプレミア公開させて頂くことになってしまいました。本当によいのでしょうか?尚、Wormholeはレーベルの第2弾リリースとしてKeel Herをフィーチャーした昨年の『Molly Soda EP』が話題となったDSTVVの新作カセット、さらにDomのリリースで有名なBurning Millからかつて7"シングル『Ultimate Freedom』のリリースがあったAndyのオリジナルバンドGolden Girlsのまさかの復活アルバムリリースも控えています!

2013/06/02

The Courtneys - S/T


カナダ・バンクーバーのガールズガレージパンクトリオThe Courtneys。Facebookのメンバー紹介ではClassic Courtney, Cute Courtney, Crazy Courtneyと名乗っていますが、実際にはギタリストだけCourtneyという名前で、ドラム/ボーカルはJen、ベースはSydneyという名前でインタビューなどでは紹介されています。JenはMac DeMarco、そしてAlex Calderも在籍したMakeout Videotapeの元メンバー、SydneyはShearing Pinxのメンバーとしても活躍しているようです。注目のデビューアルバムはWhite LungやB-Linesのリリースがある地元レーベルHockey Dadから6月7日リリース。Flying NunやC86からの影響を持つという8トラック収録のデビューアルバム。昨年のデビューEPのいくつかの音源を聴く限りではGlass WidowやGolden Grrrls辺りとも共通のローファイジャングリーギターポップな趣も感じさせますが、その後に公開されている以下のビデオの2曲、特に新曲の"Social Anxiety"は3人のライオットな掛け合いボーカルもあってよりパンクな印象。これはお客様からリクエストを頂きあまりのかっこよさに即座に発注させて頂いたのですが、カナダの送料が今年値上がりしたアメリカのそれよりもさらに高いのには少々面食らいました。というわけで当店での販売価格も少々高くなってしまうのですが、近日入荷予定ですのでどうぞよろしくお願いします。(ご予約は受付けてません。)




2013/06/01

BEST 1 - 6 "MAY 2013"

BEST "MAY 2013" ( 1 - 6 | 7 - 12 )

6. September Girls - Talking (Art For Blind)





5. Chevalier Avant Garde - Hilary (beko)





4. Veronica Falls - Waiting For Something To Happen (Bella Union)





3. Jonny Makeup - DADT (Wacky Wacko)





2. Just Handshakes - Say It (Bleeding Gold)





1. She & Him - Volume 3 (Merge)



PRE-ORDERアイテムにつきまして。Just HandshakesのLPはFacebook/Twitter、メルマガでもお伝えさせて頂いておりますが、レコードのプレスの遅れがありましてLPのリリース日は6月13日頃となります。ご予約を頂いている方には遅れがありまして申し訳ありません。入荷までもうしばらくお待ちください。ご予約がまだの方はパープル/ホワイトカラーヴァイナルのご予約可能枚数が残り僅かとなっておりますので是非お見逃しなく。(しつこいようですがパープル/ホワイトLPの国内での取扱いは当店のみとなる予定です!)Veronica Fallsの7"の遅れについても大変申し訳ありません。こちらは仕入先に早々に用意は頂けていたので本来今週中の入荷を予定していたのですが、残念ながら来週以降の入荷予定となってしまいます(6月1日現在)。遅れたからというわけではないのですが、販売価格を当初の価格から若干値引きしています。5月中にご予約頂いていた方の価格はさらにもう少し値引きさせて頂いています。こちらも入荷までもうしばらくお待ち頂けましたら幸いです。Veronica Fallsは遅れてしまっているのですが、RoxanneとBrilliant ColorsのJess ScottによるデュオBaggy Attitudeのフレキシも遅い入荷ながら人気でした。収録曲はどちらもCaptured Tracksのリイシューでも再評価されるFlying NunのToy Loveのカバー。一時的なバンドなのかもですが、それぞれのバンドと並行して今後も活動を続けてくれることを期待したいですね。そして同じSeth BogartのレーベルWacky Wackoの新作のJonny Makeupのデビュー7"も素晴らしすぎて5月の店主のレコードプレイヤーには一番長く居座った7インチだと思います。今回Wacky Wackoには初めて直接オーダーしたのですが、Sethのメール返信が異常に早いのも印象的でした。こちらからのメールに対して必ず1分以内に返信が来ますし、こちらのメール1件に対して2~3件を1分以内に返してきたりもします。きっといい人だと思います。Chevalier Avant Gardeの7インチもかなり聴きました。最近ではギターポップが特に人気な当店の中でこれがしっかりご好評頂けたのは嬉しかったです。もうすぐAtelier Ciseauxから入荷予定の同じモントリオールのPolice Des MoeursのEP『Les Mecanismes de la culpabilite』もおすすめです。September GirlsはSoft Power, Matineeと続いて本国のArt For Blindからの今回の7"も人気でした。アルバムもレーベルメイトのThe #1sのSeanのプロデュースらしいのでこのままArt For Blindからリリースされるのでしょうか。She & Himはあまりの人気ぶりに思わず過去作もストックしてしまいましたが、さすがに皆様そちらはお持ちでしたかね?新作は意外に再入荷も出来た貴重な初回500枚限定のブルーヴァイナルがまだ少々在庫あります。レーベルではプレオーダー限定販売で即完売となり現在は表記もされてないのですが、Discogsの情報によるとRobin's Egg Blueカラーというものらしいです。ちなみにここには入ってないですが、同じMergeから同日にリリースされたMikal Croninのセカンドアルバム『MCII』を店主としては5月のベストアルバムに挙げたいです。

BEST 7 - 12 "MAY 2013"

BEST "MAY 2013" ( 1 - 6 | 7 - 12 )

12. Baggy Attitude - Don't Ask Me (Wacky Wacko)





11. Peach Kelli Pop - S/T (Burger)





10. Attic Lights - Super De Luxe (Elefant)





9. Beach Vacation - Maritime EP (Dufflecoat)





8. French Films - White Orchid (GAEA)





7. Tripping the Light Fantastic - Heavy Heart (Cloudberry)