2012/12/31

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 5)

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 5)は7月から9月にリリースされた6タイトル。SlumberlandでもレーベルメイトということになるSea LionsGolden Grrrlsの好スプリットはそれぞれカバー曲も持ち味全開な4トラック収録EP。Critical Heightsと契約のニュースも飛込み、来年の活躍もさらに楽しみになったhoneyslideの自主リリースデビューEP。UKの新世代ギターロックバンドの筆頭SPLASHHのデビューシングル。デビューアルバムも期待されるThe History Of Apple Pieのサードシングル。来年早々にCloudberryからのニューシングル、そして日本でのデビューEPのリリースも控えるスウェーデンのポップバンドAlpaca Sports。Grimesにも負けないくらいに高い評価を受けたTOPSのデビューアルバムからのシングルカットは『Diamond Look』。今回は以上の6タイトル。次回ラスト6タイトルは年明けの公開予定です。というわけで、皆様今年もお世話になりました!どうか良いお年をお迎え下さい!

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4 | part 5 | part 6)

Sea Lions / Golden Grrrls - Split EP (Night School)





honeyslide - Honeyslide EP (honeyslide)





Splashh - Need It (Luv Luv Luv)





The History Of Apple Pie - Do It Wrong (Marshall Teller)





Alpaca Sports - I Was Running (Luxury / Dufflecoat / Susy)





Tops - Diamond Look (Atelier Ciseaux)

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 4)

BEST 30 SINGLES & EPs 2012 (part 4)は5月から7月にリリースされた6タイトル。Craft SpellsのEPと並んで、Craft Spellsの元メンバーFrankie Soto率いるSurf ClubのEPもランクイン。100% Silkからは来日も果たしたMi Amiの2人によるスプリットEP。昨年Fat Possumからリリースされたデビューシングルが当店で異例のロングヒットとなっているFanzineは、そのソングライティングのポテンシャルの高さを確かなものとしたセカンドシングルも人気。そしてGrimesとのコラボレーションでも注目されたBlood Diamondsの『Phone Sex』も堂々のランクイン。・・・と、ここまでまだ7月までのリリースしか紹介できてません。5回に分けて紹介させて頂く予定でしたが、少々計算が狂いましたので全6回、全36タイトルに訂正させて頂きます。

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4 | part 5 | part 6)

Surf Club - Young Love EP (Death Party)





Craft Spells - Gallery (Captured Tracks)





Ital / Magic Touch - Split (100% Silk)





Wild Nothing - Shadow (Captured Tracks)





Fanzine - L.A. (Best Fit)





Blood Diamonds - Phone Sex (4AD)

2012/12/29

Boyish - The Hidden Secrets


ここ数年、Sarah, Factory, Creationなどからの影響を持った新世代ニューウェイブ/ギターポップバンドがCaptured Tracks, Cloudberry周辺をはじめ、EU、アジアを中心に盛り上がりをみせていますが、今年結成の東京の4人組Boyishもすでに海外メディアで注目されている様です。自主レーベルLA-LA-LUから12月25日にリリースされた最新カセットアルバム『The Hidden Secrets』と、6月にリリースされていた『Kissing The Sea』も併せて、主に作詞作曲を手掛けるバンドの中心人物イワサワさんから直接お譲り頂きました。いずれもミニファンジン、ボーナストラックも多数収録のダウンロードコード付き。『The Hidden Secrets』は50本限定、『Kissing The Sea』は100本限定ですが、ラストストックを少数お譲り頂いたかたちとなるので入手可能なうちに是非お見逃しなく。ちなみに、BoyishはインドネシアのHeyHo!も早々にお気に入りに挙げていて、ストレコに「日本にいいバンドいるよ!」と最初に教えてくれたのもHeyHo!のオーナーでした。



2012/12/26

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 3)

BEST 30 SINGLES & EPs 2012 (part 3)は4月と5月にリリースされた6タイトル。Captured Tracksの7インチとEPは今年もどれも人気でしたが、ここにはDive名義での最後のシングルとなったアルバム未収録ながら傑作の『Geist』(BサイドはKurt Cobainのカバー)と、RECORD STORE DAYにリリースされたBlouseCraft SpellsによるThe Wakeのトリビュートシングルがランクイン。そしてシングルとEPで、今年当店で最も人気だったのが、Italian Beach Babesからリリースされ、すぐさまリプレスもされたNovellaのセルフタイトルEPでした。Art Fagが普段のレーベルカラーとは少し毛色が違うリリースながらも、Yohunaの才能を知らしめたことも印象深いです。

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4 | part 5 | part 6)

Yohuna - Revery (Art Fag)





Blouse / Craft Spells - Gruesome Flowers Part 2 (Captured Tracks)





Dive - Geist (Captured Tracks)





Teams - Love Distance (White Iris)





The Yearning - Jukebox Romance (Elefant)





Novella - S/T EP (Italian Beach Babes)

2012/12/25

mumrik vol.07


前回の『vol.06』に続き、ストレコ店主が再びフリーペーパー『mumrik vol.07』にプレイリストを寄稿させて頂きました。今回は「冬」がテーマということで、僕からはクリスマスにふさわしげな10+2曲をセレクトさせて頂きました。お届けできる頃にはクリスマスも過ぎてしまってるとは思うのですが、お手にされた方はこちらも是非お楽しみ頂けたら幸いです。そんなプレイリストの中の1曲にIdiot Gleeの"Baby, It's Cold Outside"があるのですが、mumrikさんに紹介したのは2010年に公開されたクリスマスEP『An Idiot Glee Christmas』に収録のものです。その後に同曲のEla Orleansと共演したヴァージョンもあると知ったものでこちらに紹介しておきます。

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 2)

BEST 30 SINGLES & EPs 2012のパート2は2月から4月にリリースされた6タイトル。シーンとして確立されたものではないと思うんですが、今年UKインディーではファジーギターというキーワードと共に紹介されるバンドが少なくなかったと思います。その筆頭がSPLASHHと言えると思いますが、ストレコではマンチェスターのShinies、Art is HardからデビューのシェフィールドのBest Friendsも人気でした。ちなみにお客さんに教えてもらったことですが、Shiniesのビデオの紙袋はThe Damnedのシングル『Neet Neet Neet』のジャケットがネタ元というのが有力な説ではないかと思います。

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4 | part 5 | part 6)

Field Mouse - You Guys Are Gonna Wake Up My Mom (Small Plates)





JJ - JJ nº 4 (Secretly Canadian)





The School - Never Thought I'd See The Day (Elefant)





Crocodiles - Sunday (Psychic Conversation #9) (Souterrain Transmissions)





Best Friends - Throwing Up (Art Is Hard)





Shinies - Shola / Pillow Talk (Dirty Bingo)

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1)

THE STONE RECORDSで2012年に好セールスを記録した上位30枚(36枚)のシングルとEPをリリース順に6タイトルずつ5回(6回)に分けて紹介します。(Fanzine, Little Racerなど昨年のリリースながら今年も人気だったタイトルも幾つかありますが、そちらは除外してます。)まずは1月と2月にリリースされた6タイトル。人気レーベルからのリリースが多い中、UKコーンウォールのDIYギターポップバンドFire Island Pinesの自主リリースEPもとてもご好評頂きました。

BEST 36 SINGLES & EPs 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4 | part 5 | part 6)

SFV Acid - Grown (100% Silk)





The Proper Ornaments - S/T (No Pain In Pop)





Guards - Do It Again (White Iris)





Beach Fossils - Shallow (Captured Tracks)





Wild Nothing - Nowhere (Captured Tracks)





Fire Island Pines - Rickie Lee Jones EP (Fire Island Pines)

2012/12/23

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 4)

これまで4回に分けて紹介してきたALBUMS OF THE YEAR 2012のラストpart 4の6タイトル。11月と12月にリリースされたものに、TorkelsenEvans The Deathのアルバムも加えておきます。昨年のTwerpsもそうでしたが、今年も個人的には所謂Flying Nun系譜のオーストラリアバンドが好きで、Scott & Charlene's WeddingBlank Realmの2作もとても良かったと思います。挙げてはいないですが、Slug GutsやHoly Balmなどオージーバンドのアルバムは良作多かったと思います。80'sニューウェイブからの影響を持ったバンドは今年も数多く出てきたとは思いますが、Yung Lifeのデビューアルバムもまさに80'sどまんなかのサウンドとローファイ/チルウェイブな流れを汲んだ今年の傑作。Ghost AnimalのMichaelが今年から始動させたDeath Partyはきっと来年さらに飛躍するはずです。そして最後は2012年ラストに相応しいと思うEla OrleansのLP2枚組の大作。このアルバムの魅力は当方には簡単に説明できるような代物ではないですし、1曲、2曲を聴いて評価することも到底不可能です。是非入手可能なうちにレコードを手にして頂ければ幸いですが、Ela Orleansが初めて歌うフランス語曲にして、Francoise Hardyの"J'ai Bien Du Chagrin"のカバーはこちら『All Back No Front #7』にて試聴可能ですので是非チェックしてみてやって下さい。

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4)

Torkelsen - S/T (SellOut!)





Evans The Death - S/T (Slumberland)





Scott & Charlene's Wedding - Para Vista Social Club (Critical Heights)





Blank Realm - Go Easy (Siltbreeze)





Yung Life - S/T (Death Party)





Ela Orleans - Tumult in Clouds (Clan Destine)

2012/12/20

Indoor Voices - S/T EP


先日お伝えした<smilelove / Beachniks - Split>に続いてBleeding Goldの直近リリースからもう1作品を紹介。カナダ・トロントのドリーミー・シューゲイザーバンドIndoor VoicesのニューEP『S/T EP』。Indoor VoicesはそれまでJunetileというプロジェクトで活動していたJonathan Relphの新しいベッドルームプロジェクトとして始動、その後4人のメンバーを加えた5人組となり、2011年9月にデビューアルバム『Nevers』、そして今年Bleeding Goldから本作にも収録の先行シングル『So smart』をリリース。本作にはMBVやJonathan本人も愛聴しているというEcho LakeやRingo Deathstarrなどとも比較できるシューゲイズ・ギターロック、後半にかけてよりアンビエント/エレクトロな展開をみせる全4トラックが収録。また、同じくBleeding GoldからリリースのあるMarc DesseのAnne Boutonnat、Alligator IndianのSpooky Bubble、さらにDum Dum Girlsのメンバーであり、以前にHell, Yes!からリリースがあった自身のプロジェクトSISUのSandra Vuなど、全曲にゲスト女性ボーカリストが参加。sittingbythechurchwithdanにて全曲解説、Bleeding Goldからのリリースの経緯など、Jonathanによる貴重なインタビュー(日本語)が紹介されていますので、是非そちらをチェックされることをお薦めします!(Jonathanの最近のお気に入りアーティストの中にはThe Paellasの名前も発見できますよ!)





Aliment - Holy Slap


最近ではElefantからも例えばWild Balbinaみたいなバンドが出てきたりと、スペインでのガレージギターロックの人気が高いように思えます。La Castanyaからは今年『Tasteless Peace』をリリースしたBeach Beachに続いて、昨年FurgusonとのスプリットEP『Split EP』をリリースしていたカタルーニャ・ジローナの3人組Alimentもこの『Holy Slap』でアルバムデビュー。Thee Oh Sees, Jay Reatard, Wavves、さらにはPujol, Turbo Fruits, Natural Childみたいなナッシュビル周辺のガレージバンドとも比較できる威勢のよいパンクサウンドとキャッチーメロディー全開の全11トラック収録。La Castanyaは今年Rebecca GatesとObitsといったSub Pop所属アーティストのリリースもあるのですが、AlimentはスペインでのObitsのツアーサポートにも抜擢されています。



2012/12/18

smilelove / Beachniks - Split


東京のギターポップバンドsmileloveが、ニューヨークのBeachniksとのスプリットEPをリリース。リリースレーベルは昨年のsmileloveのファーストシングル『Njajaja』のリリースもあったサンディエゴのBleeding Gold。BeachniksはCrystal StiltsのJB Townsendや、German Measlesの他、今年新たにWhat Next?を結成したSerge Pinskyなどを中心とした5人組で、2010年にはCaptured TracksからのEPリリースもありました。両バンドは僕の記憶ではsmileloveが2年程前にニューヨークを訪れた時からの仲のはずで、今回smileloveのあべさんの呼びかけによってこのリリースが実現しているはずです。


全4曲収録の今作ですが、smileloveサイドにはライブEP『Live @ Gok Sound』にも収録されていた"Theme Song"のニューレコーディングバージョンと、ジャングリーポップなギターはもちろん、過去の楽曲に比べてガレージな印象も強く、今回のスプリットにも相応しく思える新曲"Pop Song 2"を収録。BeachniksはGerman Measlesでもお馴染みのSergeの印象的なベースとジャングリーギターによるガレージ/サイケポップなセンス健在の2トラックを収録。尚、Beachniksは間もなく待望となるデビューアルバムのリリースも控えてます。

Bleeding Goldからは今年はあまり入荷できていなかったんですが、その間にもデジタルリリースも含め、すでにカタログナンバーが39までいく程ハイペースにリリースを続けています。表題のスプリット7"の他、過去のリリースも含め近日入荷予定ですので、そちらも是非レーベルのbandcampでチェックしてみてやって下さい!(フリーダウンロードできるものもいくつかありますよ。)

2012/12/17

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 3)

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 3)は9月~11月にリリースされたものから6タイトル。Divorceのレコードは圧倒的なテンションが芸術の域に達している1枚。これはお客さんとのメールのやり取りからその方の絶賛ぶりによってさらにはまった1枚でした。危険すぎるので体調の優れない方にはあまりお薦めできない1枚とも言えるかもしれません。イタリアのAvant!からはLust For Youthに続いてNight Sinsも傑作でした。Avant!とは当店は今年から取引きを開始してますが、他にリリースされたEPと7"も含め漏れなく最高でした。今年残す2つのリリースも近々入荷予定ですので是非ご期待下さい。Not Not Fun / 100% Silkも今年も多数の傑作がリリースされたと思うのですが、ここではLa VampiresMaria MinervaのLPを挙げておきます。以下に先週公開されたばかりの"End Of The World"のビデオも紹介してますが、Amanda (La Vampires)にお願いしてアルバムのラストトラック"A Lover & A Friend"をストレコのSoundcloudに公開させてもらいました。Amandaは今年のインタビューで「100% Silkは普段ダンス音楽を聴かない人のためのダンスレーベル」的なことを言ってました。"A Lover & A Friend"はまさにそんな言葉通りのポップな名曲なのではないかと思います。

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4)

The Pheromoans - Does This Guy Stack Up? (Upset The Rhythm)





Divorce - S/T (Night School)





Woods - Bend Beyond (Woodsist)





Night Sins - New Grave (Avant!)





La Vampires With Maria Minerva - Integration (Not Not Fun)







Cold Pumas - Persistent Malaise (Faux Discx / Gringo Records / Italian Beach Babes)

2012/12/16

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 2)

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 2)は今年4月から7月にリリースされた6タイトル。Slow Magicの『▲』は元々昨年デジタルで公開されていたものですし、これが公式なデビューアルバムと言えるものなのかは定かではないですが、とにかく傑作ですので紹介しておきます。(ファーストプレスは早々に完売でしたが、LebensStrasseから近々リプレスも予定されています!)同じく今年Underwater Peoplesからヴァイナル、そしてBurgerからカセットでリリースされたThe Memoriesのデビューアルバムも実は自主レーベルGnarから昨年カセットでリリースされていました。ヴァイナルでも十分楽しめるとは思いますが、これはカセットで聴いた方がより楽しめる作品なのではないかと僕は思います。The HeartbreaksはNMEですらベスト300に挙げていないですが、当店では恐らく今年ベスト10位以内に入る程の売り上げを記録してますし、これだけ名曲てんこ盛りなのに評価しない訳にもいかず、問題なく今年の名盤に挙げさせて頂きます。(そういえば、The Viewの新作もだいぶよかったんだけどな。)Captured Tracksは今年も傑作が多かったですが、もはやうちが紹介するまでもない程の人気レーベルですので今回はDIIVのみを紹介。ちなみに個人的には他に比べてそれほど評価が高くないように思われるDignan Porchを次点として挙げたいです。

ALBUMS OF THE YEAR 2012 (part 1 | part 2 | part 3 | part 4)

Slow Magic - ▲ (LebensStrasse)





The Memories - S/T (Gnar / Burger / Underwater Peoples)





The Heartbreaks - Funtimes (Nusic)





The School - Reading Too Much Into Things Like Everything (Elefant)





DIIV - Oshin (Captured Tracks)





Purity Ring - Shrines (4AD)