Tom Diabo - Dark Star

Terry MaltsのCorey CunninghamとGirlsのサポートメンバーでもあったMatt Kallmanの2人によって2012年に発足されたCaptured Tracks傘下のリイシューレーベルBody Double Ltd.のカタログ番号003。1970年代後半～80年代前半に活躍、1988年の30歳の誕生日の直後に癌で他界したというドイツ・ヴッパータールのパンクミュージシャンTom Diaboの『Dark Star』。オリジナルは死後の同年1988年に地元のレーベルPigture Discからリリース。脳腫瘍と診断され一度は回復に向かっていた期間の1979～86年までの自宅でのレコーディング音源が収録。今回のリイシュー盤にはオリジナルに収録の15曲にボーナストラックを1曲追加した全16曲が収録。Captured TracksのボスであるMike Sniper (Blank Dogs)、さらには同じドイツのバンドでCrash Symbols、そして今年LebensStrasseからもデビューアルバム『Sirup』をリリースしたUnhappybirthdayにも脈々と受け継がれているであろうポストパンクサウンドが印象的な"The End Of The Line"が公開中。CDのみ年内にリリースされていたようですが、遅れていたLP（+7"）も来年2014年の1月21日にリリース予定（※）。ちなみにCaptured Tracksではオリジナルプレスの『Dark Star』も引き続き販売されています（スリーブの状態は完璧ではないそうですが、レコード自体は未使用のようです）。また、ドイツのブログZolin sagtによる11月のミックステープ<Zolin Sagt 015: Chai Khat - 12.11.2013>には本作にも収録の"Girl"の他、前述のBlank DogsやUnhappybirthday、さらに新旧のポストパンク/ニューウェイブバンドの楽曲が多数収録されています。

※追記（2014年7月11日）：その後リリースがさらに延期されたLP (+7")は2014年8月5日にリリース予定。